同期と自分

周りと自分を比べても仕方がない、自分の最善を尽くすことが大事だって思うのですが、やっぱり、自分ってダメだなぁと思うことがよくあります。私は、看護学校を卒業した後、附属の病院で働き始めたのですが、大きな病院だと覚えることが毎日、毎日山のようにあり、実習を受けた病院なのに、新しいこと続きでした。元々、覚えが遅いほうであることを自覚していましたが、現場ではスピードも大事。同期と比べると、いつも自分は仕事を覚えるのが遅く、遅いがために、周りに迷惑をかけたり、大事なことが抜けてしまったり、失敗の連続でした。同期でも、同じ看護学校を卒業した仲間もいれば、他の病院では准看護師として経験を積んだ後、正看護師として入ってきた方もいて、そういう方は、すごくテキパキとしていて、私が負担に思うようなことも淡々とこなしていきます。経験の差だと分かっていても、周りは“同期”として見るので、私の不出来が一段と目立つような気持ちになって、落ち込んでいきます。このままじゃいけないなぁと思い、よく話しをする先輩に相談したら、先輩も働き始めた頃はよく同期と比較しては、自分の出来にがっかりしたりしていたそうです。でも、それは若いからでもあって、経験が少ないからであって、当たり前のことなんだよ、と。若いうちは、みんな自分がダメかも、という不安を隠しながら働いているものだよ、今でも私は時々これで良いのか心配になるよ、と話してくれました。自分はもっと出来るはず、とどこかで思う気持ちが、余計に、自分を駄目だ、と思わせているのかなぁと思ったりしました。何事も経験あるのみ、日々の勉強をしっかりしながら、いつの日か頼られる看護師になれるよう、頑張っていきたいと思っています。
Subscribe to iCameroon.Com Newsletter