麻薬外用

癌性疼痛に効果がある医療用麻薬には、注射や内服の他に外用薬があります。外用には、坐剤、パッチ、テープなどがあります。外用はアンペック坐剤や、デュロテップMTパッチ、ワンデュロパッチ、フェントステープなどの様々な外用薬があります。取り扱いは、他の医療用麻薬同様です(´・Д・)」処方箋を持って薬局へ行き、薬剤師と個数など確認しながら印鑑を押します。病棟に持ち帰ったら、金庫での保管になります。保管する際も、他のナースと一緒にダブルチェックを行います。病棟内で麻薬を管理する場合は、必ず毎日金庫内の麻薬の数を数えなくてはなりません。個数は各勤務帯で必ず確認します。使用する際も、やはりナース2人で確認します。パッチを交換、貼用の際には、パッチに交換日、交換時間を記載します。貼用する際は、皮膚の汗などをよく拭き取ります。基本的には、全部胸部から上腕に貼りますが、患者さんが剥がしてしまいそうであれば、手の届かない部位を選んで貼ります。交換する際は、はがした物をついつい捨ててしまいそうになりますが、麻薬のパッチは剥がした物も返却しなくてはならないのです。使い終わったパッチは剥がして金庫で保管し、麻薬返却伝票とともに薬局に返納します。万が一間違って捨ててしまえば、ゴミを漁ってでも探し出さなくてはならないので、大騒動になってしまいますね(;´Д`A麻薬のパッチも、内服薬や静脈注射同様の副作用があります。パッチを貼ったあとに、呼吸抑制はないか、意識レベルの低下はないか観察が必要です。また、便秘傾向になりやすいですから下剤などによる排便コントロールが必要ですね。パッチであっても、使用後数日は吐き気がみられることもあります。パッチを使用して痛みがどの程度軽減出来ているかフェイススケールでチェックをしていきましょうd(^_^o)
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